こんにちは。望月順子です。
「おばさん」と「ご婦人」の違いって何ですか?
昔、もうお亡くなりになった高名な先生にこんな質問をしたことがありました。
「おばさんは、自分の話ばかりする人です。」っておっしゃっていました。
じゃぁ、私もおばさんじゃんって思った
先日、田中順子さんにご質問をいただいて、私の見解を話したことをブログに書いてくださいました。
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望月先生は、
まるで家にいるであろう振る舞い
家にいるところが想像できる振る舞いは
おばちゃんっぽい
との解説されました。
なるほど!
すごく納得!本当に納得。
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「恥じらい」があるか無いかだと思います。
恥じらいがないと、「人からどう見られるかなんて、気にならない。」という雰囲気が出てそれがおばちゃんぽさにつながります。
話の内容、話し方、態度・・・などのことです。
家で家族と話す話し方と、親しい間柄であっても友人と話す話し方は異なってくると思います。
だから、他人と話すときは、言葉遣いや声のトーン、間の取り方などをTPOに合わせて変える必要があります。
言葉遣いを正しくとか、丁寧にとか、そういう事ではありません。
「外を意識」しているか?です。
ファッションも同じで、おばちゃんぽいファッションは外を意識していない。
「それで電車乗る?」みたいな格好とか。
カジュアルとは違います。
「それ人に見せてはいけない服じゃないの?家の中だけのやつ・・・」みたいな
そこが欠落しているのか、麻痺しているかだと「おばちゃん」って感じるかも知れないなと思いました。
「野暮ったい」というのも似ているかも知れません。
所作や立ち居振る舞いもそうです。
リラックスしている時、やはり家と外では違うと思うのですが、それが同じに近いと、野暮ったい印象になります。
野暮ったいは、洗練とは反対の印象です。
「洗練」の意味は私はこう捉えています。
それ以上でも、それ以下でもない、ベストな状態。
ファッションでいうと、やり過ぎると派手、足りないと地味、その時その状況に応じたちょうどいいベストなもの。
そういう印象です。
「洗練された立ち居振る舞い」は、ちょうどいい立ち居振る舞い。ということになります。
状況によっては丁寧過ぎるのもバカっぽいですし、ラフ過ぎるのも違います。
立ち居振る舞いの基本は、美しいカタチです。
カタチが美しければ、丁寧にしたいときはきちんとゆっくり。
急いでいるときや、カジュアルなシーンでは、スピードを早くしたり、部分的に省略です。
カタチは同じです。
美しさは「カタチ」と言っても過言ではないくらい、カタチは重要です。
人が目で見て美しいと感じるのは「カタチ」です。
その「カタチ」に精神性が宿るように思います。
いつ何時でも、その「カタチ」を出せるようにしておくことが、洗練された大人の女性としてとても重要だと感じています。
一朝一夕では身につかないので、毎日気をつける事ですが、気をつけるといっても基本の「カタチ」が成ってなかったら練習できませんので、基本のカタチを知って毎日を過ごしてください。
このレッスンのことですよ
ちなみに、このレッスンで身につけたことをご自身の仕事に取り入れていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。
イメージコンサルタントの方などは、ファッションやメイクをお伝えする際に立ち居振る舞いも一緒にレクチャーできるといいですよね。
どうぞご自由にお使いくださいませ
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