こんにちは。望月順子です。
世界的な名作を、青木さんに教えていただいて読みました
「ケインとアベル」上下巻。
青木さんも書いているけど、表紙がめっちゃ怖い。
上巻は見た通り怖いです。
下巻も、ちょっと目が合うので怖い・・・。
上巻は第一次世界大戦前のポーランドから始まって、ドイツとロシアの占領、強制収容所、そこからの壮絶な脱走・・・読んでいたらこちらの気が病む感じでしたが、それを乗り越えるととても面白かったです!
二人の主人公の生まれるところから、死までのストーリー。
個人的には最後の最後に出てくる「フロレンティナズ」というブティックに興味津々。
foxeyオーナーの前田氏は、ケインとアベルの中に出てくる「銀の腕輪」のエピソードに感動して、シルバーバングルを商品化したようなことをおっしゃっていたような・・・。
そのエピソードは、
主人公のヴワデクはお城に住んでいたのに、戦争のために無一文になり、強制収容所に収容され、そこから壮絶な脱走をして、途中何度も命を失いかけながら、アメリカに辿り着くのですが、無一文で4年間もお風呂に入っていないし、ボロボロの格好だけど、銀の腕輪のおかげで命が助かる・・・みたいな感じ。
だからお守り的な意味合いで、シルバーバングルを・・・ということだったと思います。
それは現代に置き換えれば、そういう物ってクレジットカードみたいなものだろうか・・・。
世界的な名作ですが、私は初めて読みました。
とても良かったです。
ケインとアベル (上) (新潮文庫) 907円 Amazon |
ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4) 853円 Amazon |
私も一番好きな本はあるかな・・・
と考えてみると、一番っていうのはちょっとわからないけど、とても美しい!と感じる本はこちら。
藤沢周平の名作!
蝉しぐれ (文春文庫) Amazon |
江戸時代の武士の話です。
主人公の文四郎の生き様が、本当に美しいです。
最初から最後まで、淡々と腐らず毎日を生き様がこちらまでシャキッとします!
江戸時代の武士は大変ですね・・・。
「ケインとアベル」は海外の作品なので、登場人物はとても躍動的で、何事も自分から求めて、荒々しく人生を切り開いていく話。
「蝉しぐれ」は起こった出来事に、今できることで対処していく感じ。抗わず静かに今を生きていく話。
好きな本や話しから、前田氏のように自分の人生に何か少し取り入れるって、オシャレですよね
かといって、それを無理矢理考えても、オシャレな感じにならなさそうです・・・。
何かへの憧れから自分に取り入れているものはあるかな・・・?
と考えると、そう!ないんです。
「物」とくに「ファッションアイテム」については「ファッションアイテム、以上。」という位置付けなのです。
これについては、またじっくり書きたいです。