こんにちは。望月順子です。
お能って観たことありますか?
私は3〜4回観たことがありますが、いずれも意味不明で終わってしまっています。
能は芸事の元になるものであり、神事でもありますし、お能にハマる知識人も文化人もたくさんいます。
「ハマる」ポイントが分かりませんよね
いったい何を言っているのかセリフも分かりませんし、眠くなることはあっても、見入ってしまうことは無かった。
でも、これは日本の美意識の源流のようですから、理解してみたいなと思ってこの本を読んでみました。
俄然興味が出てきました
能 650年続いた仕掛けとは (新潮新書) 821円 Amazon |
そして、やはり「観ているだけでは解りません」と書いてました
能は能動的に見るものである。らしいのだ。
というのは、セリフも何を言っているのか分からないし、能楽師の動きも静かなものが多く、舞台セットもないので、ある程度の「知識」を持ってみないと意味不明であることが理由です。
言われてみればそうだ。
それに比べて歌舞伎は、ド派手な演出で分かりやすいので、何も考えずに観てもこちらを引き摺り込む手法です。
海老蔵の「鎌髭」、話の内容関係なしにエビ出てくる
この派手さがいいよね。
夏目漱石は能に夢中で、自分も能の稽古を続けていたらしい。
そして歌舞伎が好きじゃないらしく歌舞伎のことを「極めて低級に属する頭脳をもった人類・・・」と言っていたそうです
能は舞台装置も照明もほぼ無いのは、「見えないものを見る」のが目的だそうで、見る側の知識と想像力が必要なよう。
能を本気で味わうには、「能を観る」のではなくて(中略)能のお稽古をするのがいいと思います。
↑本の中にあるこの文章を読んで、「よし能を習ってみよう!」と思いました。(すぐ行動するけど、すぐ辞めるっていうのが私のクセ)
最初は「謡」(うたい)のお稽古から始まるそうなのです。謡は能のお稽古をしながら和歌も習得でき、呼吸法も・・・その他色々いいところだらけだそうです。
で、「謡」ってどんなの??
おそらくアレよね?
思ったら、やっぱりそうで、ちょっとコレはお気軽にはできなさそう・・・。
この動画を見て、「やめとこ・・・」と思ったのでした
興味のある演目をまず観に行くところからにしよっと。
源氏物語か平家物語をベースにした、能を私としては観てみたい。
ちなみにこの本の著者によると、能は拍手はいらないそう。
してもいいけど。って書いてました。
能は神事なので、評価したりするものじゃないからというのが理由だそうです。