こんにちは。望月順子です。
美しい人の条件があるとしたら「自然体」じゃないかと思います。
「自然体」の説明をすると長くなりそうですが、ファッションもメイクも、「着こなし」という言葉がありますから、同じ美しい服でも着ているだけではダメで、着られていてはもっとダメで、着こなしていて「美しい」となるのだと思います。
所作や立ち居振る舞いもそうです。
美しくしようとしている雰囲気が感じ取れたら、それは美しいのではなくて「美しく見られたいという意図」が伝わります。
「自然体」にまで昇華させる必要があります。
芸事もそうであると言われます。(私は観る専門だけど)
役者さんなんかでも、良いお芝居をしようと力んでいると力みが伝わってくるだけで、見ている方が疲れます。
でも、チカラを抜いて8割くらいの力量でお芝居をしているのに、美しいのが自然体です。
では、8割くらいのチカラでやればいいのか?というと、それは違って10割の力量があるから8割のチカラで自然体で美しいのであって、5の力量の人が8割に抑えても自然体で美しくはならない。
となると、まずは10のチカラをつけるために練習することが大切だと思います。
所作や立ち居振る舞いでいうと、無意識にできるまで体に染み込ませることが必要になってきます。
先日、所作&立ち居振る舞いレッスンを受講してくださった、吉岡さんがブログに書いてくださっています。
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一朝一夕に身につくものではなく、まずは型を身体に覚えこませることが必要だということがよくわかりました。
そして、型が身に付けば場面場面で臨機応変に崩してもきれいに見えます。
ビジネスシーンやママ友とのカジュアルな付き合いの中でもきれいに見えるポイントを教えてもらいました。
カジュアルな場面や急がなければ時に優雅にやっていては「変わった人」になってしまいますので。
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カジュアルなシーンでは、崩すことも大切です。
その崩す方法ですが、崩していいところと、崩してはいけないところがあります。
崩してはいけないところを崩れないように身につけておくと、あとはテキトーにしていてもキレイです。
カタチを覚えて、気をつければいいので、毎日の生活で練習していただけると思っています。
カジュアルな時は5くらいのチカラで、きちんとした時は8くらいのチカラで、10を出すのは練習のみです。
10のチカラを出すと、「抜け感」「遊び」「余白」みたいなモノがなくなるので、自然体ではなくなります。
ファッションも同じですね。