こんにちは。望月順子です。
先日東京で開講しましたテーブルマナーレッスンのことです。
赤坂プリンスのクラシックハウスで開講しました。
昔は邸宅だったので、個室がたくさんあります。
みなさん、シャンパンはお好きな方ばかりだったので、モエシャンドンのボトルを皆んなでいただきました。
シャンパンはどのようなお料理にも合いますしいいですね。
仲間内で、「どのワインにする?」と話し合うのも楽しいですが、シャンパンなら安心。
お料理と飲みものは、セットで考えます。
途中フォアグラと林檎が出てきて、「こりゃ赤ワインを飲みたい!」と囁いてしまいましたが、シャンパンにしました。
お部屋にはバルコニーもついていたので、そこでもお写真を撮っていただきました。
(一番ミニサイズなので、いい感じでV字・・・)
この日は、私のような若輩者でいいんでしょうか・・・ってくらい、皆様成熟した大人の女性ばかりが集まってくださいました。
フランス料理は世界のお料理の主役にように君臨していますが、江戸時代の前半くらいまではフランスの宮廷や貴族も手づかみで食事をしていましたし、ナイフも武器と食事用と兼用だったくらい野蛮でした。
日本の食文化はヨーロッパと比べ物にならないくらい進歩していました。しかも一般の庶民まで、きちんとお箸を使い、礼儀作法を身につけていたとされるのは本当に素晴らしい文化だと思います。
フランスもフランス革命以降、食文化がどんどん洗練されて、ヨーロッパをはじめ世界をリードしていくようになります。
日本は明治維新以降に国際社会の一員になりましたので、急速にヨーロッパ文化に合わせていく必要がありました。
だから一般家庭には、日本独自の礼儀作法は浸透していましたが、国際的なマナーは全くでした。
そして、今は日本ではどんな国のお料理でも文化でも楽しめるようになっていますし、素敵なレストランもホテルも、私たち一般人が好きに利用することができます。
これは本当にすごいことです。
ヨーロッパのマナーや宮廷文化は、そもそも上層階級と下層階級を分けて差別するために作られたルールがほとんどです。
白いテーブルクロスは貴族しか使ってはいけないことは法律にもなっていました。お金がなくては出来ないようなルールをたくさん作り出しました。
今はそのようなルールはありませんが、でもやはり名残はあって、今も最上級は白いテーブルクロスやナプキンになっています・・・など色々あります。
それを現代では誰もが楽しめるのです。
ルーツを辿ると「なんじゃそりゃ」みたいな話はたくさんありますし、もっと辿るとマナーはほとんどが宗教儀式です。
だから、マナーを知って恥ずかしくないように・・・とかではなくて、知的な大人の楽しみとして、テーブルマナーを守りながら食事をするというのは、なんと豊かな時間なのだ・・・と感じることができます。
ルールを知っていると、いい緊張感がありますし、大人ならではの洗練された空間をみんなで創ることができます。
楽しむためのルールとしてのテーブルマナーレッスンです。
ご家族やご友人と、素敵なレストランでお食事する機会を作ってみてください。
素敵なレストランには、インテリアや絵画などもたくさん楽しめるものがあります。
それも、昔は限られた一部の人たちだけのものだったのに、今はこうして好きに見ることができます。
そういういいものを所有するのは難しくても、一時的にならこうして楽しむことができますので、そう思うと大人って楽しいですね
このお肉を切っている動画を載せておきます。お肉の切り方です。
(1分弱の動画です)