こんにちは。望月順子です。
「もう一生物の服やバッグなんて無いのですね・・・。」
とよく会話に出てきます。
そう、もう一生物というのは無いのかも知れない。
高級ブランドの品物は、デザインが変わらずずっと使い続けることができて、永久にメンテナンスもしてもらえる。というのが以前の認識だったかも知れません。
ですが、もうそんな時代ではなくなりました。
昔はいいものは高く、悪いものは安く、またクオリティの低い品物が売られていて当たり前でした。
でも、今はクオリティの低いものを探す方が難しいくらい、服もバッグもきちんとした物しか売られていません。
しかも激安であっても、クオリティはしっかりしています。
今は、服やバッグは「趣味」の領域です。
必需品でしかないなら、低価格でクオリティのいい物がたくさん売られています。
だから、高級ブランドを買う人も「趣味」でしか買っていないので、一生物のつもりで買っている人は少ないでしょう。
ブランド側もデザインをコロコロ変えて、メンテナンスや接客は手を抜き、一生物のつもりではないでしょう。
たまにお客様から「ブランド物のいいバッグを持った方がいいのでしょうか?」というお声を聞くことがあります。
私はブランド物のバッグなどは見るのも買うのも好きな方なので、私に聞くと答えはそっちの方向になりますが、それは私の趣味。
ハイブランドがいいとは思っていないのですが、同じようなクオリティの物がなかなか見つけられないと感じています。
特にデザイン!
素材や縫製のクオリティは、もっともっといい物がたくさんあると思います。
ですが、デザインの美しさオシャレさはなかなか無いのですよね。これがとてももどかしい!
それにしても、最近のバッグは高すぎますね。
私が18〜20歳の時にイキって買った、プラダやグッチのバッグは革製でも10万円くらいでした。
今同じようなものは、40万円以上します。
プラダのナイロンバッグも5万円くらいでした。
そのせいで?皆んな持っていたよね
USドルも147円くらいの時で、10万円くらいでしたから、為替じゃないでしょう。
何が値上がりしているんです・・・?
円安の時は必ず値上げしますが、円高になっても値下げはしませんから、値上げしかしないのですね。とういうことは円安や原油高だから値上げしているのではなくて、そういう口実を見つけては値上げしていると言える。知らんけど・・・
消費者物価指数などと比べても説明つかないくらい値上がりしています。
そもそもこういうものは、生活必需品ではないから買う人は、
価格が高いとよりステイタスを感じる傾向にあるのではないかと思う。
誰でも買える金額なら、特別感はない。
そこを狙った値上げだったり、追随する準ハイブランドのようなブランドを引き話して差別化する目的もあるそうです。
ワインも同じ構造のようです。
何代か分からない価格がどっさり載っていますが、それでもそこに価値を見出せるなら・・・ということでしょう。
なんとバカバカしいと分かりながら、喜んで搾取されている感じもします。
増税前、今は各ブランド絶対的に増産体制ですね!
ブランドも企業買収に晒されるようになってから、いい物をつくるという姿勢が減ったような気がします。
前にも書いたことがあるけど、「シャルルジョルダン」の靴なんてとってもよかったけど、消滅してしまった。
利益第一になると、いい物も減ってしまいますね。
ブランド物について書いた先日の記事。
これとジャンルが同じ2年前の記事。
これをリブログするだけのつもりが色々書いた。
▶︎実用品に見せかけ、美術品でもあるファッションアイテム。持ち歩くアート。
日本人でいいデザイナーはいないのか?
と思い、「そうそう、マサキマツシマのデザインはバッグも素敵だったよ!」と今検索してみたら、なんか服の情報が出てこないよ。
これからは、もっと適正価格のブランドを探すという目で色々見てみますね!
とはいえ、ハイブランドの素晴らしいデザインにはもちろん注目!
フォクシーのバッグは、とっても可愛いのがたまにあります。