こんにちは。望月順子です。
先日同行ショッピングさせていただいた方が、こんな色のトップスがすごくお似合いになる方でした。
この色を着ると雰囲気が華やかになって、すごく魅力的になります。
だから、お化粧品もこういうチークをオススメ。
でも、このスカートはどうだろうか・・・？
微妙に色が違いますが、言いたいことは色ではなくて、トップスなのかボトムなのか？という話。
同じ色の服でも、トップスに持ってくるのと、ボトムに持ってくるのとでは印象が違います。
その方にとって、この色はとても似合う色なのに、ボトムに使うのはちょっと違うな・・・と思いました。
物静かで透明感のあるその方の雰囲気が、ボトムにこの色を使うことで少し壊されてしまうように思います。
トップスだと、華やかさを加えることができるけど・・・。
この色と合わせるなら、ベーシックカラーがいいと思うので白、グレー、グレージュあたりがいいと思います。
そうなったときに、トップスがこの色だと、ボトムはベーシックカラーになります。
ボトムがこの色だと、その逆です。
それが理由だと思います。
ボトムに目を引く色を持ってくるのって、その方にとってはちょっと下品なんじゃないか？と思いました。
トップスに目を引く色を使うのは、着こなしとしてベーシックな方法。
でも、ボトムに持ってくるのって、少し計算高く、意図的なわずかな腹黒さを感じる。
それが違和感の正体かな。と考えてみて思いました。
その方は、色白でふんわりとした少女っぽい雰囲気を持っていらっしゃるのです。
それを、引き立たせるのは「正当」な着こなし。
そう思いました。
自分のベストカラーであっても、どこに取り入れるかによって印象は変わります。
どんなアイテムで取り入れるといいか？を考えてみると、「似合う色なのに、なんか変」を防げると思います。
下品な感じとか、腹黒さって言葉を使ったけど、それを取り入れた方が魅力的になる人もいます。
私自身は、このタイプかなと思っています。
今思いつく限りでいうと、黒が似合う人はそういう傾向にあるように思います。
私の持っている、このシャネルのイヤリングについて「私にも似合いますか？」と質問をいただいたことがありました。
このイヤリングお気に入りだったのに、無くしてしまって、その後同じものをお持ちのお客様にいただいた・・・というエピソードはこちら。
ご質問くださった方も、スプリング＆ストレートタイプで私と同じ。
でも、その方には似合うとは思えませんでした。
その時も今回と同じことをお伝えしたのです。
「このイヤリングって、ちょっと下品なんですよね・・・。私はその下品な感じをスパイスとして使っていますが、〇〇さんにはそういうスパイスは必要ないと思います。」と。
その方も、あまり黒が得意でない方です。
パーソナルカラーでいうと、私はスプリングオータム。
その方は、スプリングサマーです。
ということは私はディープな色が得意なタイプで、その方はライトな色が得意なタイプです。
同じスプリングでも、似合う色が違うのです。
似合う色が違うということは、イメージが違うのです。
私はちょっと毒っ気がある感じが似合いますが、その方はピュアな雰囲気がお似合いになる方です。
冒頭のピンクのニットとスカートのお客様は、パーソナルカラーがサマースプリングです。
こちらもピュアな感じ。
服を選ぶって、作品を作っていく様な感じです
