こんにちは。東京・銀座で『美人になるレッスン』を主催しているイメージコンサルタントの望月順子です。
先日は上野から、東京丸の内に移動して「パリ・オートクチュール展」
パリのメゾンで昔作られたオートクチュールのドレス展です。
戦前と戦時中と戦後とで、全くテイストが違っていました。
洋服作りがオートメーション化されていな時代の、生地や刺繍や縫製は今見ると特別のゴージャスさは感じませんでしたが、当時は美術品のような感覚だったのだろうと感じました。
現代の私たちは、洋服も食べ物も、慣れ過ぎていて「感動」する方が難しいことのように思います。
この時代の製作の手法に思いをはせると、とてもロマンチックな気持ちになって見ることができました。
たくさんブランドが展示されていましたが、「バレンシアガ」のデザインが私は好みでした!
バレンシアガは、デザインから縫製まで全部できる人で、巨匠の中の巨匠だったとのこと。
でも、「もう、ドレスを作りたい人はいない」と言って引退したそうです。
戦時中は、シルクは贅沢品で、レーヨンなどに素材が変わっていき、戦後は反動で明るい色のドレスがたくさんありました。
昨今のショーに出るようなファッションを見ていると、「創作のための服」になっていて、「着る人のための服」ではないですよね。
エキセントリックで、一般人には何が素敵なんだか全くわかりませんね。
今回の展示でも、戦後の作品は着るためのものというより、鑑賞するためのものという感じ。
戦前のものは、着るとキレイなんだろうな~という印象でした。
こんなところでも、経済活動のためのファッションというのが見えたような気がします。
芸術的な美しいものは、潤沢なお金がないと生まれないと言われますから、昔だったらたっぷりお金をかけて美術品を作るような人も、現代だと投資先が全く違うのでしょうね。
って、こんな素人にはわからんだけかも知れません
そして、三菱一号館美術館に入る前に、ロブションのカフェにて。
満席だったので、外の席。
隣の席の若い女性二人の話に、興味津々。
一人は白人の外国人(かなり流暢な日本語)と、日本人の若い女の子。
きっと、この美術館から出てきてファッション談義をしていました。
二人とも、かなり個性的なファッションをしていて、キュートな雰囲気。
外国人
「私可愛い服が好きだから、手足が棒みたいに細くて寸胴なスタイルに憧れているのに、こんな体型じゃない?(グラマーな体型)だから好きな服が素敵にならない」
日本人
「私は◯◯(外国人)の体型にすごい憧れるよ!羨ましい!」
外国人
「私は日本人みたいに、棒みたいになりたい!この年でもう可愛い服やめた方がいいかな~?」
日本人
「それが個性だから気にしなくていいよ」
みたいな話をずっとしていました。
おそらく、20代前半の女子二人。
なんか、かわいくて映画に出てくるようなオシャレな会話で素敵でした
美術館の後は余韻に浸る為に、素敵なカフェに行きたいところですが・・・
上の写真は美術館併設のカフェ。
朝から上野で博物館2つ行って、そこからこの美術館もハイヒールで行って、もう歩くことは出来ずタクシーで直帰。