こんにちは。望月順子です。
似合う服を求めて「木を見て森を見ず」になってしまうことは避けたいです。
常々お伝えしていますが、「似合う」のと「オシャレ」なのは別物です。
「似合う」は身体的に似合うことをいうのが一般的です。
カラー診断や骨格診断もこれに当てはまります。
「オシャレ」は、時代の影響を大きく受けます。
例えば、10年くらい前だとパールのネックレスが流行っていたので、パールのネックレスが似合う人はそれをつければよかったです。
また、似合っていない人でも、つけていると「旬」な雰囲気になるのでオシャレに見えました。
でも、今は「ちょっとダサい」となりがちです。
だから、似合う人でも「オシャレ」にはなりにくい。
今パールをオシャレに使っている人は、アレンジをきかせていると思います。
じゃぁ、どうすれば素敵になるかというと、「似合う」と「オシャレ」を融合させていると、自分らしくオシャレな雰囲気になると思います。
先日、いただいたデザート
それと同じような話で「好き」と「似合う」は違いますが、「好き」を排除する必要はありません。
先日、福岡で同行ショッピングをした際に、お客様とも話したことをシェアします。
その前にいただいたメールを載せますね。
望月先生
昨日はありがとうございました。
とても楽しかったです。
望月先生は思ったとおりとても素敵な女性でした。
お綺麗なのはもちろんですが、ちょっぴりお茶目で可愛らしい方でした。
(私が少しお姉さんですので、失礼な表現かもしれませんがお許し下さい。)
ますます、望月先生が大好きになりました!
やっぱり私の憧れの女性です。
何だか興奮していたのか、なかなか眠れませんでした。
昨日の同行ショッピングで、自分にはどんな感じ&スタイルの洋服が似合うのかが漠然とですが、知ることができました。
先生が、会話のなかで、好きは似合うと言われていたので、自分の好きの感情も大切なのだと解りました。
昨日は、好きだけど似合わないかもと思っていた洋服を試着して自分にも似合うという事が解ったので、これから自分で選びやすくなったと思います。
ただ、全部が全部似合う訳ではないので、自分のベストを見極める目をこれからも養っていく努力をしたいと思っていま す。
似合う服はもちろんですが、メイクやヘアスタイルのアドバイスもお会いできたからこそ、適格なアドバイスをいただけたと思っています。
ヘアスタイルもメイクもなかなか思うようには、決まりませんが頑張って練習していきます。
早く、鳥さんピアスがしたいので、休日が待ち遠しいです。
又、相談をさせていただきますので、宜しくお願いいたします。
同行ショッピングの時の記事はこちらです。
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先生が、会話のなかで、好きは似合うと言われていたので、
自分の好きの感情も大切なのだと解りました。
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「似合う」だけを意識して、「好き」を置き去りにしてしまう方も多いです。
私は逆でもいいと思います。
「似合う」を置き去りにして「好き」を選ぶ。
ただ、コレがすんなりできる人はファッションには悩まないので、人に相談することはないと思われる。
前者と後者では違う外見になりますが、結局似合います。
なぜかというと、「好き」は心が欲しているものなので、心にフィットする場合が多いです。
好きな服は似合うことが多いので、店頭で好きだと思う服に出会ったらぜひ試着をしてみてください。
はっきりと「こんな服が好き」「こんな格好がしたい」というものが無い場合が多いと思います。
あれば、突き進んでくださいませ。
多くの場合は「なんとなくこんなファッションが好きなんだけど、似合わないと思っています(言われた)」などのお話が多いです。
服はジャンルは色々ありますが、ひとつひとつデザインも色も違いますし、細かいディテールが同じものはなく、デザインは無限に生まれ続けます。
「ライダースジャケットを着たいけど、似合わないのです」などというご相談もよくあります。
似合わないと思った経緯をお聞きすると、以前買ったことがあるけど似合わなかった。以前試着したけど似合わなかった。家族に似合っていないと言われた。
など、ひとつの経験を指していることが多いです。
ライダースジャケットも無限にデザインがありますから、似合うものも必ずあります。
骨格診断などの分析で「ライダースジャケットが苦手」と診断することはあります。
言い換えれば、「似合うライダースジャケットが見つかりにくいタイプ」ということですから、条件が合えば似合うものはあります。
また「ライダースジャケットが似合うタイプ」の人は、「似合うライダースジャケットが見つかりやすいタイプ」と言えます。
なので、「ライダースジャケットが似合うと言われたけど、似合わないです」というご相談も同じで、買ったもの試着したものが似合う条件を満たしていなかっただけで、似合うものはあります。
でも、それがすぐに見つかるとは限りませんよね。
服が好きな人は、執念で探しますけど、ファッションが趣味でもない人はそんなことしない人の方が多いと思います。
1つか2つ試着して、なんとなく違うな・・・と思って諦めるのではないでしょうか。
自分で探す気力のある方は、ぜひたくさん試着して探していただきたいと思います。
ぴったり合うものは、数年探してもない場合もよくあります。
私もトレンチコートを5年くらい探していますが、欲しいものはありません。
今年の春、形は理想のものを見つけましたが、生地が不満で買いませんでした。
欲しいものがなかった場合、買わないというのもありですし、妥協して買うのもありです。
妥協する場合は妥協してもいいポイントがあるので、そこを探るようにします。
話が飛び飛びになりましたが、「好き」は無視しないで欲しいと思っています。
むしろ、好きな服しか着ないようにして欲しいです。
ここでいう「好き」は「強い好き」ではなくて、「これいいな」という程度のもののことです。
こういうことはしないで欲しいです。
「好きじゃないけど、似合うと言われたから買う」というもの。
これ、結局似合っていないことが多いです。
特にカラー診断や骨格診断を受けたあとに、自分一人で選んだ場合。
服にはたくさんのディテールが入っています。
ほとんどの服に、ストレートタイプ・ウェーブタイプ・ナチュラルタイプの全ての要素が入っていることが多いです。
なので、診断を受けあとは確認のためにも同行ショッピングを利用されることをお勧めします。
例えば、ストレートタイプの人があまり好きじゃない雰囲気の服だけど、シンプルなVネックのニットを買ったとします。
「試着して似合っているようには思わなかったけど、これが似合う形なんだろう」と判断してしまう人が多いように思います。
でも、その人は見落としているだけで、ナチュラルの要素が結構入っていることは多いです。
例えば、袖巾、袖口のリブのデザイン、着丈が少し違うともう違うってこともよくあります。
こんなのはナチュラルです
少しストレートの要素も入っています
これはストレート・ウェーブ・ナチュラルの要素が全部入っています。
誰が似合うのかというと、ナチュラルよりのウェーブの人でしょう。もしくは小柄のナチュラルタイプ。
これはストレートよりのデザインだけど、ウェーブ・ナチュラル要素も入っています。
逆の場合もあるのです。
「似合わないデザインだろうけど、好きな感じだから買いました」というものには、見落としている似合うポイントが必ずあります。
結局、何が言いたいかというと
服を選ぶ順序
この服いいな
↓
似合うか似合うか似合わないか判断
逆ではありません。
もっと詳細は
この服いいな
↓
全身コーディネートを考える
↓
どこに何する時に着ていく?
↓
その用途の服は他にない?
↓
その服と比べて、どっちがいい?
↓
目指す自分になれる?
などを考えます。
この考え方については、WEB講座(動画)で詳しく語っております。
話があちこちに飛んだけど、参考になれば嬉しいです。