こんにちは。望月順子です。
先週メルマガで、立ち居振る舞いについて書きましたらご質問のメールをいただきました。
子供のころから立ち居振る舞いなどの躾を受けて大人になった人は、本人の興味や性格などがそういうところに全くなくても、既に身体に身についている立ち居振る舞いは、失うことなないように思う。
というような話を書きました。
いただいたご質問
先生が行っているような立ち居ふるまい教室は何歳くらいから受けるのがベストなのでしょうか?
おうちでの躾の重要さ、納得です。
ただ、私自身、挙動不審ですので、子どもにも躾が行き届かないことが心配です。
できれば、子どもには私のようになってほしくありませんので、立ち居ふるまい教室にいつか通わせたいと思ってます。
まだ小学生なんですけどね。心構えとして。
私が行っているレッスンは、自分の意思がある大人向けで、自分で必要だと思っている人に向けているので、社会人からかなと思います。
稀に就活中の方や、お母様と一緒に高校生の方らいらっしゃることもあります。
でも、子供向けにレッスンをなさっている方もいるかもしれません。
私が開講しているようなレッスンは、単発のレッスンですから、レッスンでは「方法を知る」のが目的で、身につけるには自分での普段の意識や復習が必要です。
なので、それをしない子供では単発のレッスンでは、何も身につきません
子供の身につくのは、週に1回とか頻繁に通うお稽古事が最適だと思います。
私は20年以上クラシックバレエをしていましたが、小学校の5年生くらいまでの子供は、親の意思で習わされている子がほとんどです。
6年生や中学生になってくると、勉強が忙しくなって辞めて行く子、子供も自分の意思がはっきりしてくるので興味のない子もまた辞めていきます。
でも、その頃にはもうキレイな姿勢だったり、動きのエレガントさが身についている場合が多いです。
高校生で続けている子は、ほとんどの子がプロ志望。
下手っぴだったのは、私だけ・・・。
↓私物だよ。トゥシューズ。
そんな感じでしょうか。
美しい立ち居振る舞いが身につくお稽古事や、礼儀作法から入るお稽古事などを習うといいんじゃないか?と思います。
子供の時に習うお稽古事は先生によって、大きく差がついてくると思います。
先生のスタンスがどんな感じかによります。
子供たちが楽しめればいいと思っている先生と、プロを育てる勢いで指導する先生とで、身につくモノが違うように思います。
プロを育てる勢いの先生は、子供の態度などにも厳しいので、それが興味がないお稽古事だった場合すぐやめたくなります。
子供が楽しめればいいと思っている先生は優しい場合が多いですが、子供に才能や興味があった場合に成長機会を逸することにもなります。
なので、特に子供が興味を示さない場合は優しい先生から習い始めて、興味が出てきたり「もっと上手になりたい」と言い出す場合には厳しい先生に変えるのもいいですね。
こんなこと書きつつ私は子供の教育についてはど素人ですし、全く知りませんが、私が子供だった時の記憶を思い出して・・・
大人は習ったことや意味などを理解して必要だと思ったら、意識して身につけようとしますが、子供の場合は意味などを理解できるほど経験値がないので、理屈抜きで身体でカタチを身につけるのがいいのではないかと思いました。
この「カタチ」から入るお稽古はお稽古事にはとても適している方法です。
なぜなら、「カタチ」に真髄が全て入っているからです。
「やっぱり子供は親を見ているんだな」と思ったことがありました。
電車の中で、お母さんとお母さんの友人らしき人。
その子供たち2人。
子供達の話し声がうるさいので、お母さん二人が「静かにしなさい!」と言う。
そうすると、子供たちは静かにする。
でも、また騒ぎ出す。
また「静かにしなさい!」と言われる。
また、騒ぎ出す・・・。
これを見ていると、親同士がぺちゃくちゃお喋りしているので、それがエスカレートして親同士の声が大きくなるのです。
それに準じて、子供の声が大きくなる。
親は自分たちの声が大きいとは、気づいていない様子。
子供が静かになったら、また親同士は自分たちの話に夢中になる。
その声が大きくなった時に、子供の声も同調して大きくなる。
これは親同士が小声で話すと、子供も小声で話すんじゃないか?と思った場面でした。(知らんけど)