こんにちは。望月順子です。
昨日のブログの一部。
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高級ブランドのものは、やっぱり絶対失敗したくないですよね。だからといって、理論的に似合うものを死守することはおすすめしません。
買う理由にもよりますが、必要で買うのか、趣味で買うのか?またはその両方か?によって違ってきます。
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(全文はこちら)
似合うって分かっていても、それを身につけていて気分が上がらないものは、選ばなくていいと思います。
何を目的として買うのか?にもよりますが、プライベート用の服や物は、もう現代では皆んな持ってない物なんてありませんから、ほとんど趣味の世界ではないでしょうか。
お客様にも事例としてお話ししたことですが、私のこのバッグ。
(このバッグがバッチリ写っている最近の写真がないから、冬の写真)
↑内側の留め金をとめて、上のこのカタチにした方が可愛いけど、使いにくいから、いつも下のように開きっぱなし↓
このディオールのバッグ、私にはあまり似合うものではなくて、これを持とうと思ったら、これに服を合わせていく必要があります。
↓こんなバッグなら、服を選ばず。
でも、最初のディオールのは、例えばフォクシーのバロンのワンピースなどに合わせると、ダサダサになります。(フォクシーのバロンて↓の写真の黄色いの)
ウェーブタイプの人ならそれでいいけど、ストレートタイプの私が持つなら、ウェーブタイプっぽいバッグの時は服をストレート寄りにしないと野暮ったくなります。
小さいバッグが欲しいと思って、本当はもっと似合うバッグと迷ったけど、似合うバッグは確かにすごく似合うけど気分が上がらないのですよね・・・。
その似合うバッグというのは、これの小さいのです。いつものラゲージのもっと小さいの売ってますよね。
既に持っているバッグのサイズ違い・・・似合うし、便利そうで、私の服の全てと合う、とても活用できるに違いないけど、どうも気分が上がらない。(でも、そういう物の方が結局ずっと使えるんだけどね)
「すごく使える」を取るか、「気分が上がる」を取るか、どっちでもいいのですが、私は白いディオールのバッグの持ち手がすごく可愛くて好みで、ウキウキしたのでこれにしました。
ウキウキするからといって、全く似合わないものを持つのも嫌ですよね・・・。
なので、その落とし所を探していくのって、とても楽しいですよ。
そして、ブランド物って実用品としてより、美術品としての価値の方が高いのかも知れません。持ち歩くアートです。
以前のメルマガに、そんなことを書いているので載せます。冒頭は化粧品の話ばかりです
《2017年2月3日配信のメルマガです》
こんばんは。望月順子です。
そろそろ、洋服もお化粧品売り場も、春っぽくなってくる頃ですね。
洋服はともかく、お化粧品の新色なんて「色」だけ見れば目新しさも何もないのに、新色を買ってしまいますね・・・。
私は、お化粧品大好きですから、たくさん持っていますし、同じような色は持っていると分かっているのに、新色を買いますね・・・。
高校生の時から、デパートのお化粧品売り場に入り浸っていましたから、今っぽい言葉でいうと「聖地」だったかも知れません。
学生の時とか、会社員の時は、今と変わらずお化粧品ばかり買っていましたが、買う時の動機が、全く違います。
もちろん、「レッスンで使う」などの理由で買うのは、以前と違うのはもっともですが、自分用に買うお化粧品のことです。
以前は、「これを使ったら、どんな顔になるか」「どういう印象になるか」が選択基準だったのですが、最近は、もっぱら自己満足になっています。
もう随分と長い間、化粧品と接してきましたし、たくさん投資も消費も浪費もしてきました。
ですので、「もう解った」とは言いませんが、それに近い気持ちはあります。
新しい化粧品など買わなくても、手持ちのもので色んな顔を作れます。
だから、実用品と考えると、別に買わなくても生きていけるどころか、仕事もしていくことができると思います。
でも、買うんですよね・・・。
それは、なぜ?と考えると、「気分的なもの」なのです。
私の口紅が昨日と少し違う色だったくらいで、誰も気づきません。
が、自分では大きな気持ち的変化があるのです。
だから、自分用の化粧品を選ぶ基準は「似合う」とか「こんなイメージに見せたい」などではなくて「かわいい色」とか「目新しい」とかそんな感じで選んでいます。
もちろん、似合う似合わないは把握していますから、似合わないものは買いませんが、そこを最重要視しているわけではないということです。
お化粧品が新しいものに変わるだけで、ちょっとだけ別人になったような気分になります。
それが重要なのではないかと最近思います。
服でも化粧品でも、それは同じです。
自分で自分のことをどう思っているか?で、表情や言動が変わります。
なので、自分自身が納得できる、服とメイクにすることが大切ですね。
私の場合は、手持ちの似合う口紅をつけるよりも、買いたてホヤホヤの新しい口紅をつけた方が自分の気分があがります。
メイクをころころ変えることに、興味ない人も多いと思いますし
新色の化粧品にそそられない人も多いでしょう。
なので、新しい化粧品、新色に意味があるわけではなくて
「これをつけると自信がもてる」「気分が上がる」というメイクをするのがいいですね。
そんな感じですから、講座を受講中の方に「○○の△番が似合いますよ。」などを
日々メールでお知らせしたり、お答えしたりしております。
そして、化粧品は服よりは安いですが、ブランド化粧品だと結構価格がしますよね。
プチプラのお化粧品でも、機能的には十分ですし、全く問題ないです。
なので、「似合うをメイク」をするのはどんな化粧品でもいいと思います。
ブランド化粧品の醍醐味って、デザインなんですよね。
(秋冬のお化粧品DMで、またときめく)
私にとっては、パッケージもそうですが、アイシャドウとか口紅の「色」がすごく計算されていて「美しい~!さすが!」と思える色と質感に仕上がっていることに惹かれます。
だから、あまり若い人だと似合わないような深みのある発色などです。
芸術品ですよね。
もちろん、「なんじゃコレ」みたいな商品もありますが、それは買手の好みの問題です。
微妙なことなので、明らかな差ではありませんから、化粧品が好きじゃないとこんなことに何倍の金額も払っていられない!という意見も正解だと思います。
(秋はカラーマスカラが気分です。まだ買ってないけど)
私は、ブランド物のバッグやアクセサリーも同じことだと思います。
これらは、実用品ではなくて「美術品」として捉えます。
私は本当にそのよう感じます。
カバンだと考えると、もっと安くていいものはたくさんありますが、ハイブランドのバッグの芸術性の高いデザインは、
眺めていてウットリするようなものだと「美術品」だなと思います。
奇をてらったようなデザインも多いですが、それも美術品だと思ってみると、なかなか面白いです。
器とか、絵画とかと同じだと思います。
そういう意味でいうと、銀座のブランドショップのショーウィンドウなどを眺めて歩いているだけで
下手な美術館よりも、勉強になりますし、目が肥えます。
しかも、お店では実際に手にとることも可能ですし、試着することもできます。
美術館では触ることはできませんからね。
今デパートに並んでいるものも、時代を経て美術館に陳列されるものもあると思います。
先日会った人が、こんなことを言っていました。
「もう、ブランド物の財布をやめたんですよね!あんなものに、10万円もバカバカしくなって。」
私は、「ああいうのは、財布というよりも持ち歩ける美術品ですからね、財布だと思っていると高いですよ。」
という話をしたので、こんなことを書いてみました。
世界のどこに美を感じるかは、人それぞれですからどこにも正解も、不正解もありませんし
高いも安いもないように思います。
「高い」と思ったら、その価値を感じないので買う必要はないですしね。
「美しい」と感じるかどうかは、趣味の問題ですよね。
茶道具などでは、私からみたらどこに価値があるのか解らない小さな小さな茶杓が、300万円だったりしますから、価値は受け手によって決まりますね。
それは全てにおいてそうかも知れません。
私の提供している講座も、そうですよね。きっと。
受講してくださる方が、よく理解して意思をもって申し込みしてくださっているので
価値を感じてくださっていますが
「人に勧められて、何となくきた」という場合、ほとんど価値を感じないと思います。
ーーー以下略ーーー
WEB講座が完成に近づいてきました!
WEB講座は、少数精鋭のクローゼット、なりたい自分になるためのファッションの講座です。
前回はほぼゼロだった差し込み画像を、100枚近く入れて解りやすくなっています。
昨年は、動画をメールでお送りしていたのですが、今回は専用サイトを作ることにしました。
なので、9月スタートになるかも知れません。
(すももジャム作った)
今、iMovieで動画編集しながら、youtubuでも編集作業しながら、このブログ書いてたら、パソコンがフリーズして半泣きになった。
Appleに電話したら、酷使しすぎと言われた。
復活してよかった