こんにちは。望月順子です。
今日の午前中は、ネイルサロンで映画を見ました
「ディオールと私」という映画ご存じですか?
映画自体は8年くらい前の映画で、ドキュメンタリーです。
2分くらいの予告動画がありました。
これだけでもウットリな世界です
私はこの映画を知らなかったけど、とっても素敵なドキュメンタリー映画でした。
人によって見る箇所が異なりそうです。
デザイナーのラフ・シモンズ氏がディオールのデザイナーになって、2ヶ月で初めてのパリコレに挑むという内容です。
印象的だった部分はたくさんあるけど、一番は出てくる人の普段のファッションです!
とっても素敵でした。
やっぱり、フランス人は服を着こなしているのだな〜と感じました。
出てくる人が皆んなファッション関係の人なので、より洗練されている印象だったのだと思いますが、日本人とはファッションとの関わり方が異なるように思いました。
それは、ファッションがいわゆるファッションではなく、生き方の一部なんだろうと思います。
日本人は今は皆んな洋服で生活していますが、おそらく日本人が白や紺の浴衣を着こなしているかのような、誰でも盆踊り踊れるみたいな(ちょっと違う?)、そういう板についたというか、ただ着ているというだけではなくて、おそらくそれを着ている理由が、今日の気分などではなくて、もっと深い知性と歴史があるのだろうと感じさせられるような感じです。
ネイルはコレ。この色は何年も前から何回もリピート。
maoジェル302番。
特に、出てくる男性が皆んなサックスブルーのシャツとネイビーのニットやジャケットをシンプルでノーブルに着こなしているのが、特に印象的でした。
ファッションや服の知識がないと、こうはならない。という着こなし。
女性は色々な服でしたが、この映画の中身は12年くらい前のもの。だけど今見てもファッションに古さは感じられませんでした。
おそらく、日本人だと12年前の服は古さを感じると思います。
私自身も、10年前の写真で着ている服は、今着ることができるものはほぼありません
また、出てくるアメリカ人は日本人同様、今見ると古い服でした。
日本のファッションはアメリカの商業的な影響を大きく受けていますので、全く別物だと感じました。
そして、ディオールで働くフランス人も自分が普段着る服と、ビジネスとしてのファッションは別物なんだろうと思いました。
そしてなんとなく、ディオールようなトップメゾンの服を買っているのは、フランス人じゃないのではないか?アメリカ人なんじゃないか?って思いました
そして、この映画を見ながらやりたい事が溢れてきました。
既に、もう服を作ることができる環境にいるのがとてもありがたいと思いました。
皆さん、ありがとうm(__)m
美しい女性でいるためのベースとなる服を作りたい!って思いました。
上質でシンプルで綺麗なシルエットで、洗練されたデザインの服です。
そういった視点で作ろう!って思いました
それも日本人だからこそ、という服になるといいですよね。
書籍「美意識の育て方」にも書きましたが、洋服は長身で手足が長くないとそもそも素敵に着こなすのは難易度大なのです。
だから、日本人にとってファッションは大きな問題でもありますよね。
フランス人みたいに、シンプルな服を着るだけでは「家着?」ってなります
その解決方法も書籍には書いていますので、よかったらご覧になってください。
余談ですが、フランス人の若い女性が「フランスにいると、着たい服が着れない。ミニスカートなんて履いていると知らないマダムから注意される。でも日本だと何を着ていても何も言われなくて自由だ!」とどこかで言ってました。
なるほど〜
フランス人の素敵マダムたちは、きっと日本の着物警察のような存在なのですね
それで、洗練されたファッションが保たれていると外部からは見えるけど、若い層はそれに息苦しさを感じているのかも知れません。
今日は、ウールのセットアップの最終納品分を、辻洋装店の辻社長がオフィスまで持ってきてくださいました。
随分とお待たせしてしまったお客様、申し訳ありませんでした。
本日発送しております。
予備が少しございますので、近日中に再販させていただきます。
昨日の奈良の工場もそうでしたし、辻洋装店さんも断っている仕事の方が多いくらいに激混みだそうです。
なかなかたくさんを作っていただくのは難しいのですが、Magnolia collectionの枠を5月と6月に確保してもらいました!
そこで、サマードレス(リネン風とドット柄)、そして新しいカタチのサマードレスを作っていただきたいと思っています