こんにちは。望月順子です。
以前、こんな記事を書いたのですがまた同じことを思いました
以前書いたのは、「テキパキ動く人の話を聞いたり、見たりすると、それが自分にうつってテキパキ動くようになった。」という話です。
ですが、これは効果は私の場合は2日間くらいでしょうか・・・。
ですから、適宜エネルギー補給しなくてはなりません。
そして、今回またジャンルは違うのですが、同じことを思いました!
私はフォクシーの服が好きで、よく買います。
その理由は色々あるのですが、まずは社主の前田義子氏に憧れるというのは、大きな理由のひとつです。
前田氏の書いた文章は見つけたら、必ず読んでいます。
美意識が、私の好みで憧れです。
文章にされているのはご自身の考えなので、それでその感性の源に触れることができるような気がするのでチェックしているのかも知れません。
一度お店でお会いしたことがあって、15分くらいお話させてもらったことがあるのです。シャンパン御馳走になりました
前田氏のこの本はパラパラとたまに見ることがあります。
この本は美術の図録みたいな感じで、前田氏の私物の日本の骨董品にまつわるエピソードなどとともに、日本文化について紹介されています。
日本語と英語で書かれているので、そんな読む箇所は多くないので、眺めるような本です。
こういうのは夜に眺めるのにとてもいいです
先日も夜中にパラパラと眺めていたら、というか久しぶりに開いてまた読んでみたのです。
前田氏のファンはとても多いので、暮らしぶりの美しさとリッチさはご存知のお方も多いと思います。
だからマネする部分が少なくて、フォクシーで買い物するくらいで、それ以外の「憧れ」は取り入れようとしても方法がよく分からないでいました
インスタグラムやその他雑誌などの紹介されているのは、写真です。その写真にはとても美しいライフスタイルが写っていますが、参考にするにはちょっとリッチ過ぎるし、美しすぎる・・・という感じ。
それと、数少ない前田氏が発信される情報、過去に出版された本などからは、ご自身でも潔癖とおっしゃっていますが、美しさに関して潔癖なのだと思います。
美しくないものが無いという隙のなさが、「私には無理な世界だな」と思えてきます。
掃除と整理整頓が大好きだそう。
私は好きじゃないし、苦手。
でもこの本で先日「なるほど・・・」と思って、そこから私の行動が変わりました。
いつまで続くかは、期待できないけど。
写真でみると完璧なのですが、文章で見るとどういう思考でこういう事になったという過程が見れるので、その思考をマネすることができます。
まず、この豆皿のところに書いてあったこと。
このお皿可愛い
「そして、そんな豆皿は、時に石鹸受けになったり、あるいは指輪を休ませる場所になったりして、暮らしに溶け込んでいきます。」
なるほど〜!石鹸入れたら可愛い!アクセサリートレーにしてもいい!
とインテリアが得意な人からしたら、「どこに感動したんだか?当たり前。」という感じかも知れませんが、私はこれを読んだ時に「石鹸トレーをお皿に変えたい!」と思いました。
石鹸がカピカピになってこびりついている、我家の石鹸トレーを改めてみて「何でコレが平気なんだろう?」と疑ってしまいます。感性がアップデート!
この一文以外にも、前田氏が美しいモノをどのように日常に取り入れているか?という話がたくさん出てきます。
私は過程を説明されると納得するところがあります。
美しく暮らしている結果、その写真だけなどを見せられてもどこをどうすればいいのか、自分ではよく分かりません。
こんなお茶道具を旅行にも持ち歩くなんてことは、私にはできない
このように憧れの暮らしのビジュアルを見るだけだったら、どうやって近づくのか?が全く想像できないのですが、説明されるとその感性が理解できるので、「私のできる事をまずやってみよ!」となったのでした。
まず、夜に夕飯の洗い物はするのですが、その日に拭くのが面倒で朝まで放っておくのが日常でした。
朝だと乾いているしね。
それをすぐに片付けたこと。
替え時を逸した、薄汚れた台拭きをすぐ捨てたこと。
置き場所が決まっていない、お菓子などをすぐに片付けたこと。
アマゾンから届いた本が何冊も、テーブルの上に放置されているのを片付けたこと。
私は家事が苦手で、好きでもないし、面倒でしかない!という感じなのですが、それをテキパキし始めたのでした
この本にはそんな実用的な家事などの話は出てきませんが、美意識をどのように実生活に反映させるか?という視点をほんの少し手に入れました。
前田さんならこれはこうするだろう・・・みたいな視点が手に入ります。
「憧れ」の取り入れ方はこうなんだなと感じました。
ファッションでも、憧れからマネすることってありますよね?
同じものを買ったり、同じようなモノを買うことってあるかも知れません。
時にそれはまったく素敵にならないです。
マネすべきところは感性やセンスなので、「なぜそれを選んだのか?」という部分を知ることが重要だと思います。
ファッションに置き換えると、よく分かりました。
苦手な分野に関しては、何をどうしたら素敵になるか分からないので、手っ取り早く同じものを買うっていうことをしがちだし、買えない場合は表面的に似ているものを・・・という思考になりがちです。
一番違うのは「似ているモノ」でしょう。
「似ているモノ」はその真髄が欠けていたりするので、美しさと対局になりがちなんだなと感じました。
「自分にはこのセンスないな。でも憧れる。」という場合は、現状から飛躍しようとするのではなくて、「あの人ならどうするだろう?」と考えることはいい方法ですよね。
そして、それが分かるようになるには、なるべくその人の感性や考え方を知るようにすると分かってくるように思います
人の想いが入った温もりのあるモノというのは、やはり美しいモノには多いと思います。
同じようなモノでも、手作りと機械作りとは違いますし、食べ物だとなおさらです。
暮らしを見つめ直すきっかけになりました。
いつでも「美しい方」を選択するようにしよう!と改めて思いました
余談。
私はここ最近オリジナルワンピースを作っているのですが、改めて「フォクシーの服って、よく考えられているな・・・」と思いました。
サイズがないのが悲しいけど、これからも利用させていただきます!
ご紹介した本はこちらです。