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読書感想ブログ。宮尾登美子「きのね」「伽羅の香」

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こんにちは。望月順子です。

 

先日読んだ「序の舞」から宮尾登美子にハマる照れ

 

実話を元にしているお話が多いので、現実にその痕跡や派生したものがたくさんあるので、読んだあとも楽しみが広がりますラブ

 

「きのね」は今の海老蔵さん(もう団十郎さん?)のお祖父様とお祖母様の話。

 

この中で「わ!」と思ったのは、戦前の普通の家庭での食事が「一汁か一菜のどちらかが普通」と書かれていたこと。

特に貧しい家庭の話ではなくびっくり

 

ご飯があるのかは不明だけど・・・でも、話の中で「今日は豆腐にしましょう」と豆腐半丁を食べた。みたいなことが書かれていた。

 

それに比べて、今の食生活を省みると

そりゃ太るわ。

と思った。

 

動く量も少ないけど、カロリーは1,000倍くらい摂取しているんではなかろうか・・・。

 

話の内容は、女中さんから正妻になられたお祖母様の話。大正から戦後にかけての日本の生活が垣間見れます。

昔の女性は本当に強くて、イライラしてしまうくらい耐える人なのですが、きっと私たちの祖母達もこうやって生きてきたんだろうと想像できます。

 

海老蔵さんの十三代目団十郎襲名披露公演を観る前に読んでおくと、感慨深いと思いますニコニコ

こちら、十一代目団十郎さん。

 

 

 

 

 

 

「伽羅の香」も読んでみました。

こちらも実在する人をモデルにして書かれています。

香道の復興に献身した女性の話。

 

資産家の家に生まれて、お金が空気のような存在で、その上にそれが全部自分で自由に使える立場にあるので、お金の使い方がすごいびっくり

 

でも、ずっと持っているコンプレックスがあって、欠けているものを埋めようとしてる感じが、突っ込みどころ満載の話です。

 

主人公の女性が立てた豪邸が今も五反田にあって、今は薬師寺東京別院になっていて、そこで香道のお稽古もできるようです。この本を読むと「そこでお稽古をしたい!」となりますおねがい

 

これは香道のお話ですが、あらゆることを「道」にできるな〜と感じました。

「ファッション道」みたいなニコニコ

もちろん、茶道や香道のように意味不明に奥深くなくて、「なんとなく服を選ぶ、着るのではなく、きちんと自分の美意識に基づいて決める!」というのがそういう「道」になるな・・・と感じました。

 

私は今オリジナルワンピースを作っているのですが、徐々にそれをブランドにしていきたいと思っています。

それを考える時に、「道」を作る考え方は美意識だなと思っています。

 

よくある〇〇流みたいな感じで、ファッションも〇〇流という名前じゃなくてもいいけど、「私の美意識はこんな感じです」と解るような表現ができるなと感じました。

 

「スタイルが良く見えることを是とする。」

「こういう場所や雰囲気に相応しいこと。」

みたいな爆  笑

私流はこんな感じです!というのをハッキリさせていくと、ファッションにもますます自分の美意識が表現されると思います。

 

 

 

 

 

これにまた続いて、宮尾登美子の本を買ったけど届くのが待ち遠しいです爆  笑

 

 

 


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